通常の開腹手術と腹腔鏡下手術の相違点

通常の開腹術においては手術の視野を得るため、ガーゼ、あるいは開創器によって小腸、あるいは大腸や、S状結腸それから、直腸を上腹部に対して圧排することがあります。
そうした際、腸は相当窮屈な状況になります。
腸につきましては消化に対してキーポイントとなる蠕動という動作をしていますが、手術後はこちらの圧迫を介して蠕動そのものが麻痺します。
そういう理由で、術後、一般的な食事が食べることができるのに、3日程度を求められます。
それに対し腹腔鏡下手術のケースでは、腹部に対して炭酸ガスを入れて手術の視野を取りますので、手術している間は蠕動が阻止されません。
手術の次の日にオーソドックスな食事が取れますので術後回復がスピーディーになります。
また、開腹手術は腹部に手をいれますので、原則的に10cmを超える傷をつけます。
こういったとき、腹筋を開創器を介して相当圧するので、翌日、傷の苦痛と筋肉の痛さでハードになります。
腹腔鏡下手術は、小さい傷で実行しますので、腹筋の圧迫は少ないので、痛みも軽く済みます。